何か新しいこと始めたいけど何かないかな。
なんか日常にハリがなくて、退屈している。
趣味がてら副業でおこづかい稼げたりしたら最高なのに~。
もしそんなふうに思ってる方がいらっしゃったら、ブログをはじめてみませんか?
ブログを始めたきっかけ
ブログとは無縁の人生だった
ブログ全盛期の時代に育ったにもかかわらず、
わたしは38歳になるまで、ブログはおろかSNSなどでの発信を全くしたことがありませんでした。
ネット上で何かを発信することに、怖さや恥ずかしさがありましたし、
そもそもわたしは、「誰かに見せたい!伝えたい!」という欲求が皆無の人間でした。
ましてやアナログの日記すらつけたことがない。
そう、日々の自分についてアウトプットする習慣が全くなかったんです。
どうしてブログをはじめたの?
そんなわたしがどうしてブログをはじめたのか。
きっかけは会社帰りの駅の書店で出会った一冊の本でした。
いしかわゆきさんの『書く習慣』。
本棚でこの背表紙を見つけたとき、自然と手が伸びました。
理由はわからないけれど、自分に必要な気がしたので買って帰りました。
当時のわたしは、自分のことがよくわからなくて迷子になっていました。
「書く」ということに、きっと自分を知るヒントがあるように思えたのです。
そして、この本にあった「自分のために書いていい」という一節に、ハッとしたのです。
そうなんだ、自分のために書いていいんだ。
つまらなくても、下手くそでも書いていいんだ。
↑書くことのハードルを下げてくれる、そっと背中を押してくれる一冊です。
下手くそでも書いていいじゃないか
さきほどの本との出会いから、実際にこのブログを始めるまでには2年ほどのブランクがあるのですが…。
それでも、自分の中で「下手くそでも書いていいじゃないか」と思えたことが、わたしがブログをはじめたきっかけでした。
言い方を変えれば、自分に対して「書くこと」を許せた、みたいなことかもしれません。
ブログ・SNS文化が発展して、一個人がプロ顔負けの投稿をするのを当たり前に目にするようになった結果、
何か発信するとなったら、
・役に立つ情報を書かなければいけない
・正しいことを発信しなければいけない
・すごい体験について書かなければいけない
・映える写真を撮らなければいけない
・モデルみたいに動画に映れなければいけない
・面白いことを言えなければいけない
…みたいに、
勝手に自分の中でハードルを上げてしまっている人、わたしだけじゃないと思うのです。
だけれどもし少しでも、書いてみたい、発信してみたい、という気持ちがあるのであれば、「うまくやろう」という発想を一旦捨てることをおすすめします。
はじめの一歩は、「自分のために書く」という目的を採用しましょう。
新しいことに挑戦するときに大事なのは、ハードルを極限まで下げること。
ハードルなんぞ、土に埋めてしまいましょう。
不格好でいい。下手くそでいい。
やってみたいからやってみる。それだけ。それでいいじゃないですか。
ブログを書くことの意味
体験をカタチに残すということ
わたしにとってこのブログは、
自分が日々感じたことや考えたこと、行った場所や挑戦してみたことを残しておく場所。
初めてサーバーを借りて、WordPressでブログを立ち上げました。
手間をかけて自分の手で作り上げた、ちいさいながらも自分のお城なのです。
おひとりさまのわたしにとってこのブログは、プライベートを記録しシェアする大事な場となっています。
20代30代の頃は、ほぼ引きこもっていたのでこれと言って何も行動してきませんでしたが、
アラフォーになって、「よっしゃ、残りの人生楽しんでやる!」とビビりながらも外に出たり、新しいことを始めるようになりました。
そして感じたのが、「自分の日常を共有する相手がいないと、せっかくの体験や感じた思いが自分の中だけで消化され消え去ってしまう」ということ。
それがなんだかさびいしいような、もったいないような気がしたのです。
しかもわたしは記憶が薄い&物忘れが激しいタイプなので、振り返ったときに「今年は何したっけ?」とパッと出てこない(老化)。
「いろいろ挑戦したはずなのに、せっかくの自分の頑張りが無かったことになるなんて悲しい!」
それが、日々の出来事を発信する動機になりました。
書くことは、自分を知ること
ブログに残しておくことで、自分の体験が可視化される。
書いた記事が積み上がっていくほどに、「わたし色々やったな!」という満足感にもつながる。
ブログを書くとなると、そのときの写真を引っ張り出してきたり、思い出や体験を言語化するという作業が必要になります。
何もしなければ水のように流れ去ってしまう自分の体験を、言葉や写真を使って「見えるカタチにする」ことで、自分自身の中にもしっかりとそれが残る。
「あ~あのときこんなことをしたな」「そのときこう感じたな」「わたしはこういうものが好きなんだな」
そんなふうに、自分の感じ方や、自分の好きなモノをあらためて知るきっかけになり、そこから新しくやってみたいことが見つかったりします。
「もっと写真を上手く撮れるようになりたいな」「ショート動画ってどうやって作るんだろう」「旅先の歴史についてちょっと調べてみるか」「面白そうなスポットはないかな」
そうやって、自発的に新しいことを調べたり学ぶようにもなりました。
ブログを書くってまぁ地味な作業なんですが、「ひとつひとつの人生体験を自分の中に定着させる」ということに、わたしにとっては大きな意味があると思っています。
それはこれまで放置してきた、「自分と向き合う」作業でもある。
自分を知って、そこからまた新しい体験をして、また新しい自分と出会う。
今さらながら、人生ってそういうふうに作られていくんだな、と感じたりするのです。
誰かのために書きたくなる
ブログを書くこと、発信することに少し慣れてくると、今度は自分のためだけではなく、「もしかしたら読んでくれているどこかの誰か」のためにも書きたいという気持ちになります。
誰もがアクセスできるインターネット上に発信するんだから、たまたま何かのきっかけでわたしのブログにたどり着いてくれた人に、ちょっとでも何かプラスになるものがあったら、やっぱり嬉しいと思う。
わたし自身だって過去これまでに、たくさんの誰かさんのブログやSNSを見させていただいて、その言葉に励まされたり、気づきを与えられたり、希望を見出すことができたりしたわけで。
それを書いてくれたのがどこの誰なのかはわからなくても、言葉や情報が人に与える影響って、すごく大きいのだということを知っている。
だからわたしも少しでも、お返しと言ったら大袈裟だけれど、そういったたくさんの言葉・情報のやり取りが行われている海の中の一滴になりたいのです。
初期の頃は、旅先でも特に考えなしに歩き回っていたので、それをいざブログにしたとき、「この場所が素敵だったのを伝えたいのに写真撮ってない!」とか、「自分的には結構感動した体験だったのに、どうして文字にするとこんなに薄っぺらくなってしまうのか」…と落胆してばかりでした。
それでも、やり続ければきっと少しずつうまく書けるようになるはず。
そしたらいつか誰かに届くかもしれない。
そんなことを思いながら、日々ちょこちょこ書いています。
おひとりさまだから楽しい
おとりさまだからこそ、こうしてブログという自分の場をひとつ持っておくことで、なんでもない日常がちょっと広がったように感じる。
自分の居場所がひとつ増える感じです。
そして、ブログのネタために、もっと外に出てみようとか、なにか新しいことをやってみようとか、行動のきっかけになってくれたりする。
別に誰にも読まれなくたっていいんです。
だって自分の書くブログには、いつだって確実に「自分」という読者がいてくれますから。
下手くそなりに、こうして書くこと、言語化することが、日々のハリにつながっています。
ブログを書いてなかったころに比べて、確実に自分が以前より自由になっているのを感じられるんです。
しかも、WordPressブログだったら、趣味で始めたブログから副業やビジネスにつなげていくことだってできてしまうのです。
ブログが、好きを仕事にするきっかけになる。
そのお話については、他の記事でまたご紹介させてくださいね。
自分の考えや思いをシェアする、誰かの役に立つ情報を発信する、趣味や副業につなげる、自分と向き合える、などブログをやることで得られるものは様々。
「何かはじめてみたい」って思っている方がもしいらっしゃったら、ブログ、どうですか?