ひとり旅で訪れた広島で、絵本『ぐるんぱのようちえん』を描いた人、堀内誠一さんの展示がやっていると偶然知り、これはチャンス!と観に行ってきました。
実は堀内誠一さんの企画展を知ったとき、すでに東京近郊の展示は終了しており、行けなかったことを残念に思っていたのです・・・。
それがまさかの旅先で出会えるとは!
ちょうど一日だけお天気斜めの日があったので、ちょうどいいと美術館へ足を延ばしてみました。
絵本『ぐるんぱのようちえん』
子どもの頃お気に入りだった絵本
『ぐるんぱのようちえん』ってご存知ですか?
これはわたしがちいさいころ大好きだった絵本で、大人になって初めて買い直した絵本でもあります。
ひとりぼっちの大きなぞうぐるんぱ。
ビスケット屋さんや靴屋さん、車工場やピアノ工場などで一生けんめいはたらきますが、ぐるんぱのつくるものは大きすぎて売りものになりません。
しょんぼりしていたぐるんぱが出会ったのは、たくさんの子どもをもつお母さん。
子どもたちの世話をたのまれたぐるんぱは、これまでつくったものでみんなが遊べるすてきなようちえんをつくりました。
堀内誠一 絵の世界
その『ぐるんぱのようちえん』の絵を描かれた堀内誠一さんを特集した本『堀内誠一 絵の世界』を書店で見つけて、その分厚い1冊を迷わず購入。
↑この本を読んで、堀内さんは「ぐるんぱのようちえん」以外にもたくさんの絵本を出していること。
そしてひとつひとつの絵本の絵のスタイルや色使いの多彩なこと。
かの有名雑誌のタイトルロゴを手掛けるほどのデザイナーだったことを知り、驚きました。
広島の喫茶店でモーニング
当日は、美術館へ行く前に喫茶店でモーニング。
お邪魔したのは、レトロな看板と外観がおしゃれな「フルフル」さん。
内装もすごくかわいかったです!
写真撮っておけばよかった・・・。
サンドイッチ&フルーツ。ごちそうさまでした!
「堀内誠一 絵の世界」 展
これは運命~!と心躍らせながら、雨の日にひろしま美術館へ向かいました。
かれこれ1年越しに、念願の展示を見ることができたのです!
ひろしま美術館
「堀内誠一 絵の世界」 展が開催されていたのは、ひろしま美術館。
(ひろしま美術館は、広島県立美術館とは別ですのでお間違いなく。)
中心街からほど近く、広島城址の近くにあります。
「堀内誠一 絵の世界」 展
↑雨の日のひろしま美術館にて
館内は静かで人も少なく、一枚一枚の絵を、心ゆくまでじっくりと堪能できました。
都内ではなく広島で見れたのはむしろ良かったかもしれません。
わたしは幼少期からの「ぐるんぱのようちえん」いちファンに過ぎず、申し訳ないことに堀内誠一さんのほかのお仕事については、本を読むまでなんの知識もありませんでした。
多彩な作品
今回実際の作品を目にできて感じたことは、本当に様々な画材や手法を使って描かれていること。
絵のテイストからデザイン構成まで、それぞれがまったく異なる表情を見せてくれるので、飽きることがありません。
堀内誠一さんは、グラフィックデザイナーのお仕事をされており、日本では誰もが知っている有名な雑誌『an・an』『POPEYE』『BRUTUS』『Olive』のロゴデザインを手がけています。
その後、絵本作家として数多くの作品を残しており、絵本製作は彼にとっては本命の仕事だったとのこと。
あのぐるんぱの原画を見れたことに感動。
じっくり見て、部屋を一周してまたぐるんぱの1枚に戻ってきたくらい(笑)
ただの挿絵やイラストではない。
絵本の絵は、こどもの創造力を掻き立てるチカラがあります。
目の前の1枚の絵の奥まで続く世界。
こうして大人になってから見てもわくわくできる絵たち。
当時のわたしもこどもながらに、その絵の深さと奥行きを楽しんでいたんだなぁと思います。
ミュージアムグッズ
旅帰りの荷物を増やさないようにと、ミュージアムショップで厳選したグッズ。
自分への最高のお土産になりました♪
大人になってから読む絵本
子どものころは、家にある本棚近くのソファに陣取って、絵本を読みあさっていました。
特に「こどものとも」シリーズがだいすきで、たしか毎月?送られてくるもので、何冊も揃っていました。
美しい色使いと個性的な絵で描かれた絵本は、ふしぎと心に残り続けているもので、大人になってからもふと思い出してまた読み返したいな、という気持ちになります。
残念なことに、わたしの家にあった絵本は知らない間に処分されてしまっていたので、残ってはいません。
しかし、もう絵本の題名すら覚えていないのに、絵は覚えているんですよね。
またいつか出会えたら、手に取りたいものです。
ホテルの近くに「にしき堂」さんがあったので、自分のおやつ用にちょこっと購入。美味しかった♪
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